注文住宅の洗面脱衣室をおしゃれで使いやすくする方法
注文住宅をつくるとき、リビングやキッチンにこだわる方が多く、洗面所は後回しになりがち。しかし、洗面所というのは、こだわってつくると意外と満足度が上がりやすい場所です。
なぜなら身支度や入浴時など毎日使う上、来客時に使うことも多いから。限られたスペースなので、こだわってつくっても、そこまで費用が高くなりすぎないのもメリットです。
では今回は、おしゃれで使いやすい洗面脱衣所をつくるポイントや、実際の施工例を写真付きで解説していきましょう。
造作洗面・既成洗面どちらにする?
・既成洗面:メーカーがあらかじめつくった洗面台を設置する
・造作洗面:洗面ボウルやカウンターなどオリジナルに設計してつくる
おしゃれな洗面脱衣室にしたいなら、だんぜん造作洗面がおすすめ!
カウンターの大きさや素材、ボウルや水栓のデザイン、収納の大きさや形など、好きにカスタマイズできます。
心配になるのが「造作洗面だと、費用が高くなるんじゃない?」というコスト面。しかし、洗面脱衣室というのは、面積が2~3帖と狭い空間。造作洗面をつくるのは、20万円くらいからできるのです。
既製品だと安くて8万円くらいのものもあるので、それに比べるとたしかに高いです。しかし、例えばキッチンを造作するのに比べると、造作洗面は非常に手軽な価格でおしゃれな空間に仕上がります。
【関連記事】世界に一つだけ!造作洗面台をオシャレにつくる方法
洗面脱衣室の使い方をイメージ
洗面脱衣室には、さまざまな使い方があります。家族の生活スタイルによって、脱衣所の広さや収納、動線などが変わります。どんな使い方をしたいのか、担当者にしっかり伝えましょう。
1.朝の洗顔・メイクなどの身支度
→スキンケアグッズや化粧品の収納スペースが必要?
朝、洗面所が混雑するなら、鏡や洗面ボウルを2つつくるのもアリ!
2.入浴前後に洋服を脱いだり着たりする
→タオル・脱衣かご・足拭きマット・着替えを置くスペースが必要?
洗面脱衣室にパジャマや下着を置いておくご家庭も。
入浴中に他の家族が洗面所を使いたいときはどうするか動線も考える。
3.洗濯物を干す
→作業をスムーズにするなら、少し広めの洗面脱衣所を。
洗面室に干したいなら、物干しや作業スペースが必要。
衣類の収納が近ければ、家事の時短に。
おしゃれな注文住宅の洗面脱衣室の事例
ここからはHAUS365でおしゃれにつくられた洗面脱衣室を、写真つきでご紹介していきます。
事例1|収納たっぷり+2ボウルの広々洗面脱衣室
広めの木製カウンターに、洗面ボウルを2つ。朝、家族みんな身支度にバタバタする時間も、二人以上で同時に使うことができます。
洗面ボウルは、カウンターの上に置く「ベッセル型」という種類。見た目がおしゃれで人気です。カウンター下はフルオープンで、すっきりした印象になっています。
洗面台の隣には、収納力たっぷりの造り付けの棚を。あとから家具を設置するのに比べて、部屋のサイズぴったりに棚をつくれて、空間が無駄になりません。
事例2|玄関から入ってすぐの洗面所
玄関から入ってすぐの場所にオープンな洗面所を設置しています。お子さんがいるご家庭など、帰ってきてすぐ手が洗えるのはとても良いですよね。外出前の身だしなみチェックにも活用できます。
造作洗面なら、カウンター材や鏡、洗面ボウルのデザインなどおしゃれにカスタマイズが可能。玄関から見える位置にあっても違和感がないようにプランニングできます。
事例3|落ち着いた雰囲気の洗面脱衣所
床やカウンター、鏡など、ダーク・ブラウンで統一して落ち着いた雰囲気の洗面所です。洗面ボウルの左側に空いたスペースがあるので、化粧品や洋服など一時置きできて便利。大きな鏡で二人並んで身支度でき、空間が広く見える効果もあります。
既製洗面台のカウンター下は引き出しや扉が主流ですが、造作ではこのようなオープンタイプも人気。
オープンタイプは、取り出しやすくしまいやすいのがメリット。「見せる収納」も楽しめます。
引き出し・扉タイプは、見た目がスッキリ。小さなお子さんのいたずらを防げるのもメリットです。
まとめ
HAUS365では、建築家がパートナーとなって、家族に合わせたデザイン住宅をつくっています。固定概念にとらわれず、魅力的な空間づくりが可能です。
「建築家の家づくり」「デザイン住宅」と聞くと、値段が高くなるのでは?と心配される方が多いもの。そこで、効率良く打ち合わせを進めたり、予算配分にメリハリをつけたりすることで、無駄な予算をかけずに理想の家づくりをおこなえるようにしています。
注文住宅なら、間取りの工夫や部材の変更で、限られた予算で希望を叶えられます。むしろ低予算・狭小地など条件に縛りがあるからこそ、建築家といっしょに家をつくってみませんか。