【よくある質問】木造住宅はシロアリに弱い?
木造住宅の最大の弱点がシロアリです。床下から家の中に入り込み、木材などを食い荒らします。住宅の土台や柱など、大切な部分が食害されてしまうと、建物の耐久性や耐震性に大きな影響が出てしまいます。
では鉄骨造や鉄筋コンクリート造にすれば良いのかというと、そういうわけでもありません。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造でも、床を支える部分や壁の中などに木材は使われています。たしかに主要な柱などが木材ではないので、シロアリ被害を受けても建物が倒れてしまうことはありませんが、木造住宅同様にリスクはあります。
「うちは鉄骨造だから安心!」と思っていたら、床の下や壁の中にシロアリが大発生…なんてことは、想像しただけでも嫌ですよね。
つまりシロアリ被害を防ぐには「どんな構造の住宅にするか」ではなく、「適切なシロアリ対策をすること」が大切だということです。
シロアリ対策①湿気がたまりにくい工夫
シロアリは湿った木材が大好物で、ジメジメした場所に発生しやすいです。そのため日の光がよくあたり、風通しがよく、夏場もジメジメしていない家をつくることが大切です。
雨漏りさせないのはもちろんのこと、床下の換気口を適切に設計して空気の流れをつくります。HAUS365では、家全体に空気の流れをつくる「ナチュラルブレス工法」を採用し、木材が腐りにくい温湿度を保っています。
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シロアリ対策②ベタ基礎構造にする
最近は「ベタ基礎」が主流になったことで、シロアリ被害がとても減りました。建物の底面すべてを鉄筋コンクリートでおおうことで、地面から上がってくる湿気を防げるため、シロアリ予防になります。ただしベタ基礎にすればまったくシロアリが入ってこられないというわけではないので、防蟻薬剤などの対策もあわせておこなう必要があります。
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シロアリ対策③シロアリに強い樹種を使う
家の土台となる木材を、シロアリに強い樹種にするというのも、有効な対策です。HAUS365ではシロアリが嫌う「ヒノキ」を土台として使用しています。
湿気がたまりにくい家にすることは、シロアリから守るだけでなく木材の腐食などを防ぐためにも重要です。家を建てるときには間取りや内装に気を取られがちですが、住宅の基本である換気や通気にも目を向けて、しっかりと対策しましょう。