【よくある質問】どんな構造材を使っていますか?
今回は、家の強度や耐震性に直結する問題、「柱や土台にどんな構造材を使っていますか?」というご質問を取り上げたいと思います。
HAUS365でつくっている木造住宅の材料は、言うまでもなく木材です。
一口に木材といっても色々な樹種があるので、目的に合わせて使い分けています。
土台・柱=耐久性に優れた「ヒノキ」
家を支える土台として一般的によく使われているのは、ベイツガやヒノキ、スギ、ヒバ、クリなど。
HAUS365ではコストパフォーマンスと性能を考え、ヒノキを使っています。
ヒノキは強度や耐久性が非常に高く、日本では昔から神社や仏閣を建てるための最高品質の木材として使われてきました。
防虫性・抗菌性が高く、シロアリや腐朽菌にも強い建材です。
梁・桁=曲げに強い「ベイマツ」
ヒノキは強い材料だから、梁や桁にもヒノキを使えばいいんじゃない?・・・そう思う方も多いかもしれませんね。
しかし、柱と梁では力のかかる向きが違うので、適した材料も違ってきます。
・柱:上から下に向かって縦方向に力がかかる→「圧縮強度」の高い樹種
・梁:横向きに使う→「曲げ・せん断強度」の高い樹種
HAUS365で採用しているのは、曲げ・せん断ともに優れた「ベイマツ」です。
構造材は乾燥によっても強度が変わる!
木材の品質を決めるのは、その木自体がもつ性質が基本ですが、「乾燥の度合い」もとても重要です。
もともと木というのは水分をたくさん含んでいますが、このまま使うと乾燥が進むにつれて変形・収縮して、建物の構造に不具合が出てくることに。
しっかりと乾燥させて使うことで、あとから家の構造が歪む確率が低くなります。
HAUS365の場合は「含水率15%以下」を構造材の基準としており、湿気の多い日本でも安定して強い住宅をつくっています。
一生に一度のマイホーム。間取りや内装だけでなく、構造もきちんと把握して建てたいですよね。
HAUS365では、木の特性をきちんと理解した上で、施主さんの疑問にもしっかりお答えしております。気になることがあれば、どんどん聞いてくださいね。