いくらの家が建てられる?注文住宅の無理のない資金計画3ステップ
注文住宅を計画するときに、まず気になるのがお金のこと。いくら良い家が建っても、毎月の返済に苦労したり、将来の子供の教育費が足りなくなってしまったりしては困りますよね。年収や現在の家賃から、無理のない資金計画について考えてみましょう。
ステップ1:無理のない住宅ローンの返済額を考える
注文住宅を建てるほとんどの方が、住宅ローンを活用されることと思います。住宅ローンの借り入れ可能額(いくら借りられるのか)は、金融機関ごとに以下の3つで決まっています。
①返済負担率:年収に対する年間返済額の割合
②融資率:「建設費・購入価格の◯%まで」
③借入限度額:「◯千万円まで」
このなかで資金計画を立てる際に意識したいのが返済負担率。つまり、「自分の年収の何%なら無理なくローンを返していけるか」ということです。
金融機関が「このくらいなら貸せますよ」と決めている返済負担率は30~35%くらいですが、理想的な返済負担率は20~25%までと言われています。今回は余裕をもって20%で考えてみましょう。
-返済負担率20%のときの毎月返済額-
例えば年収500万円の20%だと、年間返済額は500万円×20%=100万円、毎月返済額は100万円÷12ヶ月=約8.3万円ということになります。今の家賃と比較して、これなら現実的に考えられるという方が多いのではないでしょうか。理論上はこの数字になりますが、もしこの数字じゃ厳しいということであれば、もう少し下げて考えてくださいね。
年収から計算するのはあくまでも目安で、大切なのは「自分が返せる額」にしておくことです。特に小さなお子さんがいれば、これから教育費もかかりますから余裕をもった返済プランを立てましょう。
ステップ2:毎月返済額から借入額を計算する
毎月の「返せる額」がイメージできたら、今度はそこから「借入額」を計算します。金利は金融期間によって異なりますが、今回は2020年2月のフラット35の借入金利水準「年1.28%」で計算してみました。
参考/フラット35シミュレーション
※金利1.28%(2020年2月フラット35の借入金利水準)、返済期間35年、元利均等方式
例として、毎月8万円返済するケースを考えてみます。今30歳で65歳までの完済でローンを組むとすると、返済期間は35年。このときの借入額は、表を見ると約2,700万円です。ここに頭金を足した額が、土地や建物にかけられる金額ということになります。自己資金が500万円なら3,200万円、自己資金1,000万円なら3,700万円ということになりますね。だいたい自分ならどのくらいの予算になるか、イメージがついたでしょうか。
ちなみに返済期間ですが、もちろん長ければ長いほど利息を多く支払うことになります。しかし、今は超低金利時代。長めのローンを組んでおいて、お金に余裕があるときに繰り上げ返済するという人も増えています。
ステップ3:土地と建物の予算のバランスは?
ここまでみてきたのは、土地代と建物代、そして諸経費をあわせたトータルの費用です。土地代と建物代をどのくらいのバランスにしたら良いか気になるとは思いますが、実はこれはケースバイケース。
注文住宅を建てるとなると「まずは土地探しを始めなきゃいけないのかな?」と思って不動産会社に
足を運ぶ人もいるかもしれません。しかし先に土地を決めてしまうと、「この土地には希望の間取りが建てられない」「土地代にお金を使いすぎて建物代が足りない」なんてことが起きる可能性がありますよね。そのため「注文住宅を建てたいな」と思ったときにまず足を運ぶべきは、家を設計して建てる住宅会社なのです。
ほとんどの注文住宅の会社では、土地探しからお客様をサポートしています。もちろんHAUS365でも、土地探しからお手伝いさせていただきます。「こういう家に住みたい(場所・暮らし方・デザインなど)」という考えをうかがい、希望の家が建つ土地を探すのです。予算も建物+土地+諸経費のトータルで考えることができます。「土地代にお金を使いすぎた!」なんてことも防げますよ。
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まとめ
一生に一度の家づくり。注文住宅の設計はもちろんですが、予算立てや土地選びもとても大切です。ゆとりをもって生活していくためにも、将来まで考えた無理のない資金計画を立てましょう。家づくりの費用や返済のシミュレーションは無料でおこなっております。ぜひ一度、気軽に相談にきてみてください。