リビングを居心地の良い空間に!新築住宅の間取りのポイント
リビングは家族が集まる、住まいの中心的な役割です。
新築住宅を建てる際には「開放的な空間にしたいけれど、敷地面積が狭い」「明るくしたいけれど、隣家や道路からの視線が気になる」など悩む方は多いかと思います。
今回は、リビングを居心地の良い空間にする、基本の3つのポイント「広さ・眺望・採光」について解説いたします。
ポイント1.広さ
広々としたリビングなら、家族みんなが開放的な空間でゆったり過ごせますよね。
しかし敷地面積が限られていたり、広すぎると冷房や暖房の効きが悪くなるのではという不安も。
それでは一体、家族にとって最適な広さとはどのくらいなのでしょうか?
・家族の人数とリビングの広さの目安
リビングの広さは、家族の人数を考慮して決めましょう。
一般的に4人家族のLDKの広さの目安は16畳以上。快適な広さは20畳以上といわれています。
家全体の大きさ、荷物や家具の量によっても変わりますが、目安として覚えておくと良いでしょう。
・リビングでの過ごし方から広さを決める
リビングでの過ごし方は、家族によってさまざま。
例えば「リビングではテレビを見るくらいなので、ソファとテレビボードが置ければ良い」というご家庭と、「子どもの学習・遊びのスペースが必要」というご家庭とでは、必要な広さが変わってきますよね。
リビングで何をして過ごすのか、ソファに座るのか床に座るのか、どんな家具を置きたいのか…具体的にイメージして広さやレイアウトを決めていきましょう。
・他の部屋とのバランスも考える
最後の忘れてはならないのが、寝室や子供部屋、水回りなど他の居室とのバランス。
リビングを広げすぎて他のスペースにしわ寄せがくると、「クローゼットが狭くて収納が足りない」「寝室が狭すぎる」など問題が起きることも。
リビングの広さだけを考えるのではなく、家全体でバランスを考え、家族の暮らしにあう最適な広さを見つけることが大切です。
ポイント2.眺望
窓から見える景色を意識することで、さらに心地よく過ごせるリビング空間になります。
このとき考えたいのは「見たい景色・見たくない景色」の2点です。
・見たい景色
遠くにある海や山、公園の花や庭の木々など
・見たくない景色
通行人からの視線や隣家の壁、ゴミ置き場など
リビングの窓から海や山が見えると気持ちが良いですが、いくら大きな窓があっても隣家の壁しか見えないと残念な気持ちになりますよね。
敷地周辺の環境を考えて、リビングの向きや窓の位置、大きさなどを計画していきます。
例えば、ソファから外の山々を眺められるような大きな窓をつくる。リビングを2階につくり、景色を眺めやすくし、周りからの視線を入りにくいようにするという方法もあるでしょう。
ポイント3.採光
毎日をすこやかに過ごすために、お部屋に取り入れる自然光はかかせません。
明るい部屋にするため、太陽の光を長い時間取りこめる、南向きに部屋を配置することをおすすめします。
しかし、冬と夏では採光への考え方も違ってきますよね。
冬はたっぷりと光が入ってきてほしいですが、夏に直射日光が当たりすぎるとお部屋が暑くなってしまいます。
そこで知っておきたいのが、「季節によって太陽の高さは変わる」ということ。
例えば徳島県吉野川市の場合、一番太陽が高い夏至の頃にの太陽の高さは80°くらい、一番低い冬至の頃は33°くらいです。
もし敷地の南側に庭や空き地などのスペースがあれば、冬の低い位置からの日差しもしっかりリビングの奥まで入ってきますよね。
もし南側の隣家との距離が近ければ、ハイサイドライトなどなるべく高い位置に窓をつくって光を取り入れなければなりません。
そして、暑い夏にはできれば直射日光は避けたいもの。
庇や軒をうまくつくることで、冬は光がしっかり入り、夏の直射日光は当たらないように調節することができます。
まとめ
家の中心的な役割をするリビング。みんなが集まってくつろげるような空間にしたいですよね。
徳島県のHAUS365では、建築家と二人三脚でつくるデザイン住宅をご提供しています。もちろん今回ご紹介した「広さ・眺望・採光」のポイントの他にも、敷地条件やご家族のライフスタイルなどさまざまなことを考えて、住まいづくりをしていきます。ご家族の生活スタイルに一番合う、居心地のいい住まいをいっしょに考えていきましょう。