高気密・高断熱住宅にデメリットはある?|快適な住環境の作り方

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2019/06/04

高気密・高断熱住宅にデメリットはある?|快適な住環境の作り方

高気密・高断熱住宅にデメリットはある?|快適な住環境の作り方

外からの寒さや暑さを防いで快適な住環境を実現する「高気密・高断熱住宅」。

冬に暖かいという点については多くの人がイメージしやすいようですが、なかには「夏に暑くないの?」「気密性を高めると息苦しくないの?」と不安に感じる方もいらっしゃるようです。

結論からいうと、気密性や断熱性を高めることで、夏は暑いどころか冷房が効きやすく涼しい環境を実現できます。また、適切な換気計画により息苦しさを感じることもなく、外からスースーと隙間風が入ってくる家よりも、効率良く新鮮な空気を取り入れることが可能です。

今回は、高気密・高断熱住宅のデメリットについて詳しく解説します。

高気密・高断熱住宅とは?

高気密・高断熱の住宅とは、家の外と中の空気や熱が伝わりにくいよう工夫した住宅のことです。

家の隙間をできるだけなくして「高気密」の状態をつくって、家の内外の空気の出入りを少なく。断熱材などを使って壁や天井、窓などの断熱性を高めることで、家の内外で熱が伝わりにくくります。

気密性と断熱性を高めることで、夏は外の暑さを遮って家の中を涼しく、冬は外の寒さを伝えずに家の中を暖かく保ちます。

高気密・高断熱住宅のデメリットはある?

「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。」

これは徒然草でもっと有名なフレーズの一つです。つまり、「冬の寒さはなんとかなるけど、夏の暑さはどうしようもないから、家は夏を基準にして作った方が良いよ!」ということ。

蒸し暑い気候の日本では、古くから「風通しの良い住まい」が求められてきました。温暖な日本には、ヨーロッパのような高気密高断熱の住宅はなじまなかったのですね。

そんな文化があったことから、今でも「高気密高断熱住宅」というと、「家の気密性が高いと、息苦しくないの?」「断熱性が高いと、夏暑くない?」などと疑問に思う方もいらっしゃるようです。

「風通し良く」は昔の話!

「蒸し暑さをしのぐために、風通しの家に」というのは、昔の話!

エアコンを使うことが当たり前になった現代では、住宅の気密性・断熱性について考え方を改める必要があります。

気密性が低く、スースーとすきま風が吹くような家。これでは、せっかくエアコンで部屋の空気を温めたり冷やしたりしても、外へ逃げていってしまいます。断熱性が低いと、外からの暑さや寒さが室内にダイレクトに伝わってしまうことに。現代の住宅では、気密性も断熱性も高めることが基本です。

気密性が高いと息苦しくないの?

「高気密の家って、息苦しくないのか?」という疑問ですが、高気密高断熱住宅では「24時間換気システム」を設置して空気を入れ替えるため、心配は不要です。

ここでおさえておきたいのが、「すき間風」と「換気」は別だということです。

気密性を高めるということは、足元などからスースーと風が通ってしまう不快な「すきま風」をなくすということ。気密性を高めてすき間風は徹底的になくしますが、換気のための給排気口は最適な場所に開けます。しっかり換気計画を立てることで、汚染物質やにおい、湿気などを外にうまく排出して新鮮な空気を取り込みます。

【メリット】高気密・高断熱住宅で暮らしを快適に!

HAUS365では「遮熱高断熱サッシ」と「マシュマロ断熱材」を採用して、冬は暖かく夏は涼しい住まいをつくります。

遮熱高断熱サッシは、太陽の光による明るさは取り込みながらも、紫外線や日射熱は遮ってくれるサッシです。冬の寒さや夏の暑さを防ぎながら、明るさは確保することができます。マシュマロ断熱材は、高い断熱性・気密性・吸音性を持つ、発砲ウレタンフォームの断熱材です。

メリット1.冷暖房費の削減も

外の暑さや寒さの影響が少ないということは、エアコンなどの冷暖房が効きやすくなるということです。冷暖房で調節した空気を外に捨てるエネルギーロスが少ないため、省エネや冷暖房費削減にもなります。

メリット2.気密性が高いと換気効率がアップ

「気密性が低いほうが、新鮮な空気が入ってきそう」そんなイメージを持っていませんか?しかし、気密性が低い場合、換気扇を回すと部屋の一部分だけで空気が入れ替わる現象が起きてしまうことがあります。 換気扇から遠い部分はうまく換気されず、空気のにおいやよどみが改善されないのです。

一方、気密性が高いと隙間から空気が出入りしないため、住宅全体を効率よく換気することができます。家全体のバランスや窓の場所など、さまざまなことを考えて換気計画を行います。

メリット3.高気密・高断熱住宅は家族の健康も守る

冬に暖房の効いたリビングから廊下に出たとき、お風呂やトイレに入ったとき、寒さを感じたことはありませんか?家の気密性・断熱性が低いと、家の中に温度のムラができてしまいます。

急激な温度変化は血圧が急に上がったり下がったりして体に悪影響が。高気密・高断熱住宅は家全体の温度が均一になるため、健康にも優しい住まいといえます。

まとめ

高気密・高断熱住宅に対して「息苦しくない?」「夏暑くない?」と疑問を持たれる方もいらっしゃいますが、そういったデメリットはありません。住宅の気密性と断熱性を高めると、冬の暖かさだけでなく、夏の涼しさも実現できます。

住宅の気密性を高めつつ全体を空気が通るような換気計画をおこなうと、家全体に効率良く新鮮な空気を取り入れられます。24時間換気システムで最適な量の空気を出入りさせるため、家の中で息苦しさを感じることもありません。

HAUS365では、一年を通して快適な暮らしを実現する、高気密・高断熱住宅に対応しています。ご家族の希望を叶える、デザインや性能にこだわった建築家との家づくりを行っていますので、ぜひ一度ご相談ください。

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