なぜ片付かない?失敗しない収納計画のポイント
家を建てるなら、いつでもお客様を呼べるようなきれいな状態をキープしたい!
SNSには小さな子どもがいても、きれいに片付いた部屋がいっぱい。
うちもあんな風にしたいなぁ・・・。なんて家を断てる時には考えますよね。
でも実際は、物があふれたり、生活感がでてしまったり・・・片付けがうまくいかず「私は片付けが下手なのかな?」と悩まれる方も多いのでは。
実は、家が片付かない理由は、収納計画が悪いから。ここを見直すことで、自然と片付く家になるかもしれません。
注文住宅の収納計画でよくある失敗例
注文住宅を建てる時、重視されているはずの収納ですが、住んでみて初めて感じるケースも意外と多いです。どんな失敗が多いのか頭に入れて、失敗を防ぎましょう。
収納が足りない
「間取り図上では十分に収納スペースを確保しているつもりでも、実際に家ができあがってみると思いのほか収納スペースが狭かった」「クローゼットを広くとったつもりでも、それ以上に洋服があり入りきらない」といった失敗は起こりがちです。物量と収納量が合っていないと、物があふれてしまいます。
収納が使う場所から遠い
冬場、玄関先でコートを着脱したいのに、コートを収納する場所は寝室のクローゼットの中。そこまで行くのがめんどくさくなりコートはリビングに置きっぱなしなんてことありませんか?
また、「リビングで本を読むのに、本棚は別の部屋にある」「洗濯を畳み終えたらすぐにアイロンがけがしたいのに、アイロンは別の部屋」といった失敗も多いです。
物を出し入れしにくい
「踏み台に乗らないと届かないような高い位置に収納がある」「収納の奥行が深すぎてしまっているものが隠れてしまい使いづらい」せっかく収納があっても、使いにくいとしまうのが億劫になってしまいます。
失敗しない収納計画のポイント
では、どのように収納を計画すれば、失敗が防げるのでしょうか。5つのポイントを解説するので、参考にされてください。
ポイント1.「物の量」にあわせた収納量を確保
まず、現在持っている物の量を把握しましょう。
その上で、どれだけの収納スペースを確保すれば、家族の物が収納できるのかを考えていきます。
「とりあえずたくさん収納をつくればいいのでは?」と思うかもしれませんが、収納を増やす=居室に使えるスペースが減るということ。また、多すぎる収納は、物が増えてしまう原因にもなります。
収納は、増やせば増やすほどよいというものでもないので、家族にとっての適量を見極めることが大切です。
ポイント2.「使う場所」に収納を設置する
無駄な時間や動線を省くためにも、「使う場所」に収納を設置することが大切です。
(例)
・玄関でコートを脱ぎ着できるように、アウターを収納できるスペースをつくる
・入浴の際、わざわざとりに行かなくてもパジャマや下着が準備できるよう、脱衣所に着替えを収納するスペースをつくる
こんな場所にこれを収納するなんて・・・という固定概念は捨てましょう。
自分の行動に合った場所に収納を設置すれば、片付けもスムーズで散らかりにくい家になります。
ポイント3.よく使う物は「手の届きやすい高さ」に
いくら収納スペースが豊富でも、踏み台に乗らなければ届かないような場所だと不便。出し入れもしにくいと、よく使う物はつい出しっぱなしになります。
使用頻度が高いものをピックアップし、腰~目線くらいの手の届きやすい高さに収納スペースを設けるようにしましょう。
ポイント4.「収納のサイズ」はしまう物に合わせる
なんとなく「小さいよりは大きいほうが良いよね」と大きめに収納をつくりたくなりますが、これは失敗のもと。
奥行が深すぎると奥の物が出し入れしにくく、大きすぎる収納は無駄な空間になってしまいます。
何を収納するのかを明確にした上で、奥行や深さがぴったりサイズの収納をつくっていきしょう。
ポイント5.ライフステージに合わせて収納にも変化を
もちろんぴったりサイズの収納が一番ですが、場所によっては変化も必要。家族構成の変化や子どもの成長に合わせて、フレキシブルに使うことも考えておきましょう。
(例)
・子どもが入学し、リビング学習のスペースが必要になった際、リビング収納の近くテーブルを設置し学習スペースに変化させる
・子どもの成長にともなって増えるおもちゃや絵本を収納するため、リビングの収納はあらかじめ広くとっておく
まとめ
ライフスタイルに合わせた収納をつくることで、自然と片付く家になります。HAUS365ではご家族の生活に合わせて、使いやすく住みやすい家をご提案させていただきます。建築家といっしょに、手の届きやすい価格でデザイン住宅をつくりたい方は、ぜひご相談ください。