造作洗面をおしゃれにつくるには?既製品との違いも解説
家を新築するとき、オリジナルのデザインや自分の好きなアイテムを取り入れたいと思いませんか?洗面所はメーカー既製品のものをよく見るかとおもみますが、注文住宅ならオリジナルの造作洗面を取り入れるのがおすすめです。今回は、造作洗面をおしゃれにつくる方法を見ていきましょう。
造作洗面とは?
造作洗面とは、洗面ボウルやカウンターなど一つひとつ選び、1軒1軒オリジナルで作る洗面台のことです。注文住宅や建売住宅で最もよく使われるのが、TOTOなどのメーカーが作った既製品の洗面台。これは、カウンターや洗面ボウル、鏡、収納など、あらかじめ組み合わせて作ったものをはめ込みます。最近は既製品でもさまざまな種類やデザインがありますが、やはりどうしても「既製品っぽさ」はでてしまうものです。
造作洗面では、次のような部分を自分の好きにカスタマイズすることができます。
例えば、床にあわせてカウンター材にこだわったり、モザイクタイルを施したり・・・デザイン性の高い鏡やボウルを選ぶと一気におしゃれに。配管もシルバーだけでなく、ゴールドやアイアン調のものを選ぶこともできます。収納も家族に合わせてつくることが可能です。
最近では、インターネットで自分の好きなパーツを見つけてくるという方も。もちろん何を選んだら良いかわからない場合は、建築士におすすめの部材を相談すればOKです。
造作洗面は意外と安い!
「造作にすると、費用が高いんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、洗面台の造作は選ぶパーツにもよりますが、20万円くらいから実現することが可能です。既製品だと10万円前後からあるのでそれに比べると高いですが、意外とお手頃な価格ではないでしょうか。
例えばキッチンなど造作するとなると、かなりお金がかかってしまいます。洗面台はある程度狭いスペースなので、意外と低価格で取り入れやすいんですね。造作洗面にすると、家にぐんとオリジナル感がでて、きっと毎日の朝の身支度も楽しくなりますよ。
造作洗面をおしゃれにつくるには?
1.洗面ボウルの大きさ・デザイン
洗面台で一番のポイントとなるのが、洗面ボウルです。デザインの好みと用途、お手入れのしやすさによって選びましょう。
デザインは四角いものや丸型のものなどさまざま。素材は陶器や人工大理石、ホーローのほか、ちょっと変わったところでは、透明感のあるガラスや、味のある信楽焼などもあります。カウンターの上に置く「ベッセル型」はデザイン性が高く、水がカウンターに飛び散りにくいのが特徴。「埋込み型」だと、凹凸がなく拭き掃除がしやすいです。
小さめのボウルもかわいいですが、顔を洗ったり子供が手を洗ったりするなら、ある程度の深さと大きさがあった方がカウンターに水が飛び散りにくくなります。よくネットで商品を探される方も多いのですが、大きすぎたり小さすぎたりしないように、きちんとサイズ感は建築士に確認してくださいね。
2.ボウルと水栓の相性
せっかくのおしゃれな洗面台も、水が飛び散っていては残念。実は洗面ボウルと水栓の相性が悪いと、蛇口をひねったときに、ボウルから水しぶきが勢いよく飛んでしまうこともあります。
既製品は販売前にテストされていますが、オリジナルだとどのように相性を見極めれば良いか悩みますよね。実は洗面ボウルには、どんな蛇口を組み合わせたら良いかというメーカー推奨の水栓が決まっています。推奨されているものを組み合わせましょう。水栓と洗面ボウルの設置のバランスにもよるので、これも建築士や設置業者としっかり打ち合わせをしてください。
3.収納スペース
洗面所はタオルや化粧品、ドライヤー、コンタクトレンズなど、意外と物が多い場所。どのような収納にするかもこだわりたいですね。
例えば鏡をスライド式にし、鏡裏に収納スペースを設ければ、使わないときには隠してスッキリさせることができます。
洗面所の下の収納スペースは、既製品ではドアや引き出し式が基本ですが、造作ならオープン収納にすることも可能。物が取り出しやすく、見た目もおしゃれです。ただし、小さなお子様がいると中身を出してしまうので、小さなうちはあまり活用できないかもしれません。
まとめ
造作洗面はデザインももちろんですが、使い勝手や収納も家族に合わせて作れるのが嬉しいところ。家のイメージとしっかり調和させ、お気に入りの場所にしてみてくださいね。パーツを組み合わせるときには、相性を確認するのを忘れずに。細かいところは建築士と相談しながら決めていきましょう。
HAUS365では、建築家とつくるおしゃれな注文住宅を、手の届きやすい価格でご提供しています。建築家が家づくりのパートナーとなってくれるため、色々な希望が叶えられますよ。もちろん造作洗面にも対応しているので、ご相談ください。