【よくある質問】2階リビングって実際どうですか?
一般的な戸建て住宅の間取りでは、1階にリビング、2階に寝室や子供部屋を作ることが多いですよね。
しかし住宅密集地や狭小地では2階にリビングをつくる間取りも見ることがあります。
1階よりも2階のほうが、日当たりがよく明るいリビングになるのは分かりますが、実際住み心地としてはどうなのか気になりませんか?
今回は2階リビングって実際どうなの?という疑問にお答えしていきます。
2階リビングは老後が辛い!?
2階リビングで問題になるのが、歳をとったときの暮らし方です。
若いうちは玄関から2階に上がる階段もそんなに辛くはないと思いますが、歳をとるごとにだんだんとしんどくなってきます。
「たしかにおばあちゃんの家の2階って、あまり使われていないな…」って心当たりのある方も多いのでは?
老後の生活を考えると、やはりメインの居住空間は1階にまとめていたほうが安心かもしれません。
2階リビングのメリットは…
それでも2階リビングが検討されるのは、やはり日当たりなどの問題があるから。
住宅密集地で隣の家との距離が近いと、1階は影になってしまうことがあります。
2階にリビングをつくったほうが、1日の中で日の当たる時間は長くなるでしょう。
また2階なら上に他のお部屋がないので、屋根の形を活かして勾配天井などにすれば、天井を高くとれるかもしれません。
プライバシーも2階のほうが確保しやすいです。大きな窓をつくっても、高さがあるぶん隣家や通行人から丸見えになりにくいでしょう。
2階リビングのプランの注意点
2階リビングのプランで気をつけたいのは、お子さんの帰宅が分かりにくいこと。
子供部屋を1階にすると、お子さんが帰ってきても気付きにくく、そのまま個室にこもってしまうと心配される方もいらっしゃいます。
1階に水回りなどを配置して、2階にリビングと子供部屋をもってくると、お子さんの外出や帰宅を把握しやすいでしょう。
また、来客時にいちいち1階に降りるのがめんどうという声も。
スーパーでまとめ買いしてきた重たいお米や飲み物も、いちいち2階まで運ばなければなりません。
2階リビングは、明るくて開放的なとても気持ちのいい空間をつくれます。ただしリビングを明るくするには、他にも吹き抜けなどさまざまな方法があります。
家族の生活スタイルや立地条件などをトータルで見て間取りを考えましょう。そうすればきっと将来的にも後悔のない、暮らしやすいマイホームになるはずです。