【よくある質問】住宅の基礎はどのようなつくりになっているのですか?
家づくりの土台ともいわれる「基礎」。家の耐久性に関わる重要な部位なので、どのようにつくられるのか知っておきましょう。
基礎工事の種類
独立基礎、杭基礎、SRC基礎など、さまざまな工法がありますが、近年よく採用されているのは「ベタ基礎」と「布基礎」の2つです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ベタ基礎
ベタ基礎は、日本の住宅にもっとも多く採用されている方法。建物の床下部分全体にコンクリートを流し込んでつくるため、建物の重量を分散させることができます。ほかにも、シロアリの侵入や湿気も防げるメリットも。地盤の強度がやや弱くても、ベタ基礎なら頑丈なベースをつくることが可能です。
布基礎
布基礎は、柱や壁の下にある地面深くに鉄筋コンクリートを流し込む方法。基礎のない部分は地面がむき出し状態になりますが、その分材料費を抑えられます。基礎が少ないことで地盤への負担が小さく、また部分的に強度が高くなるのがメリットです。しかし、これだとシロアリが侵入しやすくなるので、地面を薄いコンクリートで覆うこともあります。
基礎工事の手順
地盤を調査して改良したら基礎工事に移ります。一般的な工程の流れは次の通りです。
1:地縄張り・遣り方出し
2:掘削工事・砕石敷き
3:捨てコンクリート流し
4:配筋
5:型枠設置・コンクリート打設
6:仕上げ
基礎工事にかかる期間は1ヶ月半ほど。あとから手直しするのが難しい部分なので、時間をかけて施工します。
長持ちする基礎づくりのポイント
基礎づくりで使われるコンクリートは長い期間で強度を保てますが、鉄筋は錆びやすい素材です。錆びは基礎の寿命に関係してくるので対策が必要。次のポイントを押さえて基礎づくりをしましょう。
・厚みと密度を高める
・空気を抜いてコンクリートを流す
・基礎の表面をコーティングする
正しい施工を行うことで鉄筋の錆びを防ぐのはもちろん、基礎全体の耐久性も高まります。
安定性と強度を備えた基礎づくりをしよう
高温多湿で地震大国の日本では、頑丈な基礎かどうかが家の寿命を左右します。基礎に不具合が見つかれば、家が傾いたり破損したりする恐れもあるでしょう。リスクのある家には住みたくないですよね。不安を拭うためにも基礎の仕組みを知り、工事が始まったら現地を見に行ってみましょう。
HAUS365では、シロアリや湿気の対策に有効なベタ基礎を採用しています。基礎工事についてより詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。
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