カバードポーチってなに?カリフォルニア風のおしゃれな外観
カリフォルニア風のおしゃれな外観を叶えるカバードポーチ。個性を表現できるだけでなく、機能的な面も魅力です。
そもそもカバードポーチとは?その活用方法、後悔しない設計のポイントについてご紹介します。カバードポーチを取りいれて、おしゃれで快適な暮らしを手に入れてください。
カバードポーチとは?
カバードポーチとは屋根付きの玄関ポーチやデッキのことです。日本では玄関の屋根が玄関の上だけについていることが多いですが、カバードポーチはその屋根を大きくしたイメージで、その下のスペースをいろいろな活動に使えます。
大きな屋根、広々としたウッドデッキ、ラップサイディングと呼ばれる外装材などの要素がカバードポーチの特徴です。外観はカルフォルニアのサーファーズハウスを彷彿とさせます。サーファーだけでなくアウトドア好きな方や、子どもを外で遊ばせたい方にもよいでしょう。
また雨の日の出入りも楽で、機能的な面にも注目です。床はウッドデッキで仕上げることが多く、リビングのフローリングから外と内がゆるやかにつながっているように見えます。リビングが広く感じるメリットもあるでしょう。
カバードポーチの活用方法
さまざまな活用方法があるカバードポーチ。ライフスタイルにあわせた4つの使い方を提案します。
ベンチを置いてリラックス空間に
カバードポーチにベンチを置けばリラックス空間が生まれます。コーヒーを飲む、読書をする、夕涼みをするなど日常のちょっとした時間が豊かに。屋外にさっと出やすいカバードポーチは、少し外の空気を吸いたいときに便利です。
サーフボードや自転車のお手入れ
家の中ではやりにくいサーフボードや自転車のお手入れを、雨や日ざしをよけながらできます。またキャンプから帰ってきてアウトドアグッズを管理する空間にもよいでしょう。テントの砂やほこりをはらったり、さっと洗ったりするとき屋外なので気持ちよくできます。
バーベキューや食事を楽しむ
外の自然を身近に楽しめるセカンドリビングとしても使えます。友人や親せきと集まってバーベキューをする、キャンプ気分で外の空気を吸いながら食事を楽しむなんてことも。ランタンを灯して夕食をゆっくり食べれば、気分が変わって素敵な時間が過ごせます。
子どもの遊び場に
雨の日も夏の暑い日もおかまいなしに子どもは元気。雨の日に屋根の下で遊ばせたり、夏の日にプールを出したり外で遊ぶ子どもを日ざしをよけながら見守ったり、お子さんのいる家庭では使いみち無限大です。
カバードポーチのある家を設計するポイント
カバードポーチの設計には、敷地面積、用途、日当たり、メンテナンス性、外観、エクステリアがポイントです。設計のポイントをひとつずつご紹介します。
広めの敷地面積が必須
カバードポーチをつくるには、広めの土地が必要です。カバードポーチの分おのずと1階の面積は狭くなります。また外で過ごす場所なので、お隣の窓と隣接していると声が聞こえてしまうかもしれません。広めの土地でのびのびと過ごせるカバードポーチがおすすめです。
用途を決める
カバードポーチをつけるなら、用途を決めましょう。なんとなく採用するとうまく使いこなせず、空間にムダができてしまいます。サーフボードや自転車のお手入れをするなら近くに工具を置く場所を作ったり、バーベキューに使いたいならキッチンからの動線を考えたり……。あらかじめ用途を考えておくと、カバードポーチと室内がうまくつながる間取りになります。
奥行きが深いと室内が暗くなる
カバードポーチをつけたら部屋が暗くなってしまったという声があります。カバードポーチの奥行きを深くしすぎたためです。日の角度や家ごとの日当たり条件などを確認しながら設計をすすめなければなりません。カバードポーチの設計に慣れている会社に頼むのがよいでしょう。
メンテナンス性も考えて素材を決める
素材選びはメンテナンス性も考えるのがポイント。ウッドデッキにする場合、雨や風、強い日差しが心配です。天然木は自然の風合いが魅力ですが、メンテナンスは必須。しかし屋根がある分、直射日光が当たり続ける場所よりは傷みにくいでしょう。メンテナンスをうんと減らしたい方は樹脂製のウッドデッキでも素敵な風合いがでます。
ラップサイディングと相性抜群
アメリカ西海岸を思わせるおしゃれな外観にラップサイディングははずせません。ラップサイディングとは平らな長い板状の外装材を重ね張りしていく工法で、カバードポーチとの相性はバツグン。美しい直線が魅力です。また重なった板に日ごと時間ごとに変わる日の影が立体感を生み出し、美しい直線をさらに引き立てます。
エクステリアにもこだわる
エクステリアにもこだわりましょう。室内からカバードポーチ、そして庭へとトータルコーディネートされた家は、おしゃれと機能性を両立できます。例えば適所に水栓があればサーフボードをさっと洗いやすいです。抜け感のある木のフェンスでおしゃれに目隠ししたり、シンボルツリーや植物で家の表情を引き立たせたり……。カバードポーチからお子さんと一緒に育てた植物を観察するのも素敵ですね。
まとめ
カバードポーチの魅力、活用方法、設計のポイントについてお伝えしました。HAUS365では建築家と二人三脚でつくる住宅をご提供しています。カバードポーチのある家のような、日本では珍しいデザインの住宅にも対応可能です。あなたの理想の間取りや、お好きなデザインについて、ぜひお聞かせください。