現代の家にもなじむ!畳をおしゃれに取り入れるポイント
鎌倉時代から続く日本文化の代表ともいえる畳。かつて畳のない部屋が主流になった時期もありましたが、現代の家にもなじむとして畳を取り入れる人が増えています。
今回は現代の家に畳を取り入れるメリットや、家になじむおしゃれな畳スペースをつくるポイントについて事例を交えながらご紹介します。
現代の家に畳を取り入れるメリット
日本の伝統的な自然素材を使った床材である畳を、現代の家に取り入れるメリットを3つお伝えします。
座ったり寝転んだりしてくつろげる
畳はじかに座ったり寝転んだりできるため、くつろぎやすいのがメリットです。い草の香りに包まれてごろごろお昼寝するのは、ベッドやソファでは味わえない心地よさがあります。
畳には適度なクッション性があるため、薄手の布団を敷けば子どもが気持ちよく眠れること間違いなし。また、転んでもあまり痛くないため、子どもの遊び場にもぴったりです。
畳ならではの調湿効果や断熱性
い草が原材料の畳。い草は夏の不快な湿気は吸収し、乾燥した冬にはい草が含んでいる水分を放出して空間の調湿をしてくれます。
「夏に畳上の布団で寝たら寝苦しくなかった」という経験はないでしょうか?これは、畳ならではの調湿効果があるためなのです。
また、い草の中には空気が含まれているため、断熱性に優れています。「夏は涼しく、冬は暖かく」をかなえてくれる優れものです。
和モダンでおしゃれな空間に
幅広い世代に根強い人気を誇る和モダンコーディネート。洋風な家具と畳をうまく組み合わせることで、なんともいえない懐かしくもおしゃれな空間をつくることができます。
畳の色に合わせた壁紙を選んだり照明を工夫したりすることで、よりおしゃれな和モダンの空間に仕上がりますよ。
現代の家になじむ畳スペースをつくるポイント
現代の家にうまくなじむ畳スペースをつくるためにはいくつかポイントがあります。今回は3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【ポイント1】畳の色
和の雰囲気が強い緑の畳ではなく、ブラック、ネイビー、グレー、ボルドーなどの畳を選ぶと現代のインテリアに馴染みやすい和室に。ナチュラルカラーのフローリングや北欧家具に合わせるならベージュもおすすめです。
【ポイント2】縁あり・縁なし
縁ありのイメージが強い畳ですが、縁がないものを選べば現代の家により合わせやすくなりますよ。縁ありを選ぶ場合は、スタンダードな色の畳にピンクやブルーなどのカラフルな縁が施された畳にすると遊び心満載の素敵な和モダン空間のできあがりです。
縁ありも縁なしもそれぞれよさがありますので、好みやお部屋の雰囲気に合わせて選んでくださいね。
【ポイント3】畳の形・敷き方
畳の形には従来の長方形型とスタイリッシュな正方形型の2種類があります。イメージしているお部屋の雰囲気に合わせて選ぶことでバランスのよい部屋に仕上がるでしょう。
また、敷き方も工夫するとなおよしです。スペース全体に敷くのもありですが、コーナー部分に数枚置くという方法もありますよ。
現代の家になじむ畳スペースの事例
では、実際にHAUS365が施工した現代の家になじむおしゃれな畳スペースの事例をご紹介します。施工例を見ることで、畳のある生活がイメージできるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。
【事例1】リビング横のナチュラルな畳スペース
ナチュラルカラーの床や家具に合わせて縁なしベージュカラーの畳を使用しています。
リビング横の和室は、赤ちゃんのお昼寝の場所として使ったり洗濯物を畳むスペースとして使ったり、さまざまな使い方ができます。
子どもの遊び場として使う場合も、家事をしながら見守れるので安心。とても使い勝手がいいですね。
【事例2】屋外デッキとつながる畳スペース
こちらも縁なしの畳を使っています。
大きな窓からたっぷり光が入る明るい空間。屋外デッキとつながって見えて、お部屋がとても広く感じますね。
据え付けのカウンターが和室のアクセントになっています。カウンターはパソコンデスクとして使用したり、子どもの勉強机にしたり、工夫次第で使い方もさまざまです。屋外デッキで遊ばせながらカウンターで仕事ができるので、在宅ワーカーにもおすすめですよ。
【事例3】スキップフロアの和室
「空間を有効活用できる」「見た目がおしゃれ」などの理由から近年人気のスキップフロア。こちらはスキップフロアを和室にしている事例です。フローリングではなく畳にすることで、より暖かみを感じるスペースとなっています。
まとめ
今回は、現代の家になじむ畳スペースについて、畳を取り入れるメリットや畳スペースをつくるポイントをお伝えしました。
HAUS365では、おしゃれな畳スペースをたくさんご提案しています。ご紹介した3事例以外にも畳スペースをうまく取り入れた事例をご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。