子育てと在宅ワークを両立する間取り
子育て中の働き方で人気な在宅ワーク。新型コロナの影響で、両親共にテレワークという家庭も増えていますよね。しかし「仕事に集中できない」「仕事道具で家が散らかってしまう」などの悩みをもたれている方も多いようです。子育てと在宅ワークをストレスなく両立するためには、どのような間取りにすればよいのでしょうか。
子育て中の自宅オフィスのレイアウト
子育て中の自宅オフィスのレイアウトを考える時に重要な子どもの年齢。
まだまだお世話が必要な乳幼児なのか、ある程度自分のことができる小学生なのか、自分の時間をしっかりと使える中高生なのかによっても、レイアウトは大きく変わってきます。
【レイアウト1】リビングにワークスペースを
まだまだお世話が必要な乳幼児を育てているご家庭におすすめなのが、リビングにワークスペースを設ける方法。
リビングにワークスペースがあれば、家族のようすを見ながら仕事を進められます。
実際、子どもを見ながらの仕事って本当に大変ですよね。集中できる時間といえば、子どもがお昼寝している間や、1人遊びに夢中になっている間などわずかな時間。
リビングにワークスペースがあれば、そのわずかな時間を逃さずに仕事に取りかかれます。
【レイアウト2】個室で仕事にしっかり集中
「仕事はぐっと集中して短時間で終わらせたい」「WEB会議のために個室がほしい」という方も多いのではないでしょうか。
子どもが大きい場合は、完全個室という選択肢も。またお子さんが小さくても、夫婦のどちらかが子どもをみられる状態であれば、個室での仕事も可能です。
【レイアウト3】半個室のワークスペース
個室がほしくても、スペースの関係上むずかしいというご家庭もありますよね。
そんな場合はリビングや寝室の一角などに、半個室のワークスペースを作るのはいかがでしょうか?
完全個室でなくても、パーテーションや家具で視界をある程度さえぎることは可能。
家族の存在を感じながら、なおかつ集中できる空間を持てます。
子育てと在宅ワークを両立させる間取りのポイント
子どもを見ながらの在宅ワークって本当に大変ですよね。両立させるためには、間取りにポイントがあります。
ポイント1:集中できるレイアウト
在宅ワークには、たくさんの誘惑があります。
ちょっと気になる家事がある、子どもの様子が気になる、テレビやお菓子など。
そんな中でしっかり集中するためには、ご自身が気が散るモノを視界に入れないレイアウトが重要です。
家族やテレビなど目に入ると気になるという方は、机を壁付けに。
余計なものが目に入りにくく、集中力を途切れさせません。
チラッと視線を送ったときに、お子さんのようすが目に入ると安心です。
ポイント2:PCや書類の収納を確保
高さのある机だから大丈夫だろうと、机の上にパソコンや書類を置いていたら、子どもにいたずらされていたなんて経験ありませんか?
しっかり仕事に向き合うためにも、パソコンや書類の収納を必ず確保しましょう。
デスクの上がすっきりと片付けば、仕事にも集中できますよ。
ポイント3:他のスペースに転用できる工夫
今はコロナ禍で在宅ワークだけれど、今後もこの働き方が続くとは限らないという方も多いのではないでしょうか。
将来のことも考えて、他のスペースに転用できるように設計しておくと安心です。
例えば今はワークスペースとして使い、子どもが大きくなったら子ども部屋や家事室として使うなど。ある程度他の使い方も頭にいれておくと、無駄なスペースになってしまうことを防げます。
ポイント4:WEB会議の背景も考える
在宅ワークにつきものなのが、WEB会議。もちろん毎日掃除もできて整理整頓も得意という方であれば、何の問題もありません。
しかし毎日子育てに奮闘していると、部屋に生活感があふれてきますよね。
散らかったキッチンや溢れでるおもちゃなど、ワークスペースの位置を間違えると、会議中に生活感をさらけ出してしまうことになります。
ワークスペースを設ける時には、背景についても考えられるといいですね。
ポイント5:家事効率アップの工夫も
仕事と子育てを両立させるためには、いかに時間を作り出せるのかが重要です。
家事動線を短く、家事にかかる時間を短くすることで、仕事に使える時間を増やせます。
キッチンやお風呂、洗面など水回りの家事は一気に片付けてしまいたいですよね。
水回りをギュッと集めた間取りにすれば、家の中での移動時間を短縮できます。
またランドリールームを作れば、洗濯から乾燥まで1つのスペースで終わるので、家事効率を大幅にアップさせられます。
まとめ
子育てと仕事の両立、本当に大変ですよね。在宅ワークをしながら子どもをみるとなるとなおさらです。
その大変さを少しでも軽減し、仕事に集中するためにもワークスペースの作り方は重要です。