赤ちゃんも高齢者も安心！健康にやさしい家をつくるには？

2021/06/04

マイホームというのは、人生の大半の時間をすごす場所です。そのため家の性能は、家族の健康へも密接に関係してきます。

今回は健康にやさしい家をつくるためのポイントを解説します。赤ちゃんや高齢者のいるご家庭はもちろん、子どもから大人まですべての方に関わることなので、ぜひ一度考えてみてください。

１｜断熱化でヒートショックを予防

ヒートショックとは、家の中の温度差で、血圧が激しくアップダウンすること。例えば脱衣所が寒いと血圧が上がり、そのあと熱いお風呂に入ると血圧がガクンと下がります。脳内出血や心筋梗塞などの深刻な病気につながったり、失神による転倒でケガしたりと、非常に危険な健康被害です。

ヒートショックは特に高齢者や、高血圧・糖尿病などの持病がある方は要注意。しかし若い方でも、毎日激しい温度差にさらされることは健康によくありません。年齢にかかわらず、きちんと対策されることをおすすめします。

ヒートショックは温度差が原因なので、家全体の温熱環境を整えることが大切。家全体の断熱をしっかりすると、冷暖房のあるリビングだけでなく、トイレや廊下、お風呂まで寒すぎず暑すぎない、快適な室温をキープしやすくなります。

朝起きると窓にびっしりと水滴がつき、窓を拭くことから１日がスタート…昔の家ではよくある光景でしたが、実は健康にもよくないとご存知でしたか？

結露ができると、水滴によりカビが発生。そのカビを餌にして、ダニも繁殖します。カビの胞子やダニのフンはハウスダストとなって、アレルギーや喘息につながることがあるそうです。

窓や壁に水滴がつく「表面結露」だけでなく、さらに気をつけたいのが「壁内結露」。壁の中で結露が発生すると、断熱材がうまく働かない、柱や基礎が腐るなどして、家の安全性もおびやかされてしまいます。

壁内結露を防ぐには、気密をしっかりとして壁の中に湿気を入れないこと。そして結露は温度差でできるので、断熱化で寒い部屋をなくすと、お部屋の湿度を保ったまま結露を防ぐことができます。断熱性能の高い窓サッシを使えば、さらに結露は起きにくくなります。

高断熱高気密の家では、一年中快適な温湿度が整えられます。しかしその一方で「気密性能が高い＝家のすきまが少ない」ということですので、あわせて計画的に換気することが大切です。

もし換気が不足すると、家の中には化学物質、ウイルス、花粉、二酸化炭素などで汚れた空気が滞留することに。シックハウス症候群や感染症対策としても、常に汚れた空気を排出し、新鮮な空気をとりいれ続けることが大切です。

2003年7月以降に新築される住宅には、24時間にわたって計画的に機械換気できる設備の導入が義務付けられています。HAUS365では室内だけでなく、床下や構造材まで常に新鮮な空気をいきわたる「ナチュラルブレス工法」を採用しています。

ハイハイする赤ちゃんがいるご家庭などでは、肌に触れるフローリングなどの素材にもこだわりたいですよね。

自然素材は水分を吸ったり吐いたりするものも多いので、湿度を快適にしてくれる効果も。木の香りはリラックス効果があるので、くつろげたりぐっすり眠れたりと癒しをもたらします。

自然素材の家では、天然木を切り出した「無垢材」をフローリングやドアなどに使うことが多いです。無垢のフローリングはクッション性が高いので、よちよち歩きのお子さんの足腰にもやさしく、足元の冷えも防ぎます。

また壁を漆喰や珪藻土の塗り壁にしたり、断熱材をウールや木由来の繊維のものにしたりと、一口に自然素材の家といってもさまざまです。

夏は涼しく冬は暖かく、体にやさしい断熱性の高い家。そしてハウスダストやアレル物質は低減し、健康的な空気環境をつくる設備を…

HAUS365ではご家族が安心して暮らせる住まいをつくるため、さまざまな設備や性能をご要望に合わせてご提案させていただきます。ぜひ間取りや内装デザインだけでなく、病気や事故を予防する住まいづくりについても考えてみませんか。

家づくりのこと