くつろげる家をつくる「照明計画」の5つのポイント

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2024/06/14

くつろげる家をつくる「照明計画」の5つのポイント

くつろげる家をつくる「照明計画」の5つのポイント

くつろげる家をつくるには、内装や家具に加えて、照明計画にこだわるのも重要になってきます。照明は、ただ明るく照らすだけではありません。器具のデザインや位置、光の色によって印象は大きく変わるのです。そこで今回は、くつろげる家をつくる照明計画のポイントを紹介します。

くつろぐために照明計画が重要な理由

くつろぐための家をつくるには、ほどよい暗さがポイントです。人間の体は太陽の動きに影響されており、明るい間は活動モード、暗い間は休息モードに切り替わります。

そのため、夕方以降も明るい光にあたっていると十分なリラックスができないのです。くつろぐことは日頃の疲れを癒すためには必要な行為。照明計画の重要性を理解して、くつろげる家をつくっていけば高い満足度を得られるでしょう。

【照明計画のポイント1】必要なところに明るさを

部屋全体を1つの照明でまんべんなく明るくしようとすると、かなりの光量が必要です。必要な場所に明るさを抑えた照明をいくつか配置すると、ムダな明るさがなく快適にすごせますよ。

照明計画をするときは、実際の生活をイメージしながら行うのがおすすめ。たとえばダイニングテーブルの料理を照らすペンダントライト、ソファで本が読むためのスタンドライト、リビング全体に地明かりを足すダウンライト…といったようにバランスよくコーディネートして、必要な明るさを確保しましょう。 

【照明計画のポイント2】照明の重心を下げる

照明の重心を下げると人は安らぎを覚えます。テーブルの上にあるキャンドルの火や地平線に沈む夕日を見て、心が落ち着いた経験があるのではないでしょうか。それらはすべて低重心の効果です。

しかし、すべての照明を低重心にするとアンバランスになります。目線高より低い位置にいくつか照明を設けて、使い分けができる状態にすると演出がしやすいですよ。

【照明計画のポイント3】光源を見せない

光源が直接目に入るような照明は、まぶしく感じてしまうこともあります。光を壁や天井にあてて、その反射で間接的に明るくすると、リラックスして過ごすことができます。では、いくつか効果的な間接照明の取り入れ方をご紹介していきましょう。

コーブ照明

コーブ照明とは、折り上げ天井の中に設置して天井に光をあてる方法です。天井が高く感じられる効果があり、リビングや寝室に取り入れるのが定番です。ホテルの部屋やバーのような高級感のあるくつろぎ空間を演出したい方におすすめです。

コーニス照明

コーニス照明は壁面に光をあてる手法。空間を広く見せる効果があって、テレビボードの上などに設置するのが人気です。

壁紙にもこだわって光の陰影を楽しむのもいいでしょう。壁に映し出されるほのかな光のグラデーションは、くつろぎ感を与えてくれますよ。

造作家具に照明を仕込む

テレビボードや靴箱の下に照明を仕込むなど、造作家具と間接照明の組み合わせもおすすめです。家具で直接光源が見えなくなり、光の重心も低くなります。きれいな光を見せるためには、間接器具の位置やサイズの収まりを意識するのがポイントです。また、床面に近いと光が映り込んでしまうことがあるので、反射しづらい床材を取り入れるなど対策しましょう。

【照明計画のポイント4】適切な色温度を選ぶ

色温度とは、光源が発する光の色を表す尺度のこと。快適に過ごすには、用途にあわせて適切な色温度を選ぶ必要があります。

赤みのある電球色はくつろぐのに適した色温度です。勉強や料理をするなら手元は明るいほうがいいので、白っぽい光の色がマッチします。照明によって色温度を変えるのが面倒な場合は、切り替えられる照明器具を取り入れると快適性がぐんとあがりますよ。

【照明計画のポイント5】おうち時間をもっと豊かにする機能

せっかく照明計画するなら、おうち時間をもっと豊かにする機能付き照明を取り入れてみませんか。3つ紹介するので、ライフスタイルにあう照明があるかチェックしてみてください。

IoT照明

IoT照明とは、インターネット通信を利用してスマホなどで操作ができるもの。くつろいでいるときに、わざわざスイッチを押しに行くのは面倒ですよね。loT照明なら、手元にあるスマホでオンオフができて快適です。製品によっては、声での呼びかけで操作できたり、予約時間で自動オンオフできたりするものもあります。

スピーカー付き照明

シーリングライトにスピーカーが埋め込まれた照明は、スマホなどと接続して好きな音楽をかけられます。天井から音が降ってくるように部屋じゅうに広がるので、部屋中のどこにいても聴きやすいのが魅力。音楽を流しながら読書をしたり、ヨガをしたりして過ごすのにぴったりです。またテレビの音声ともつなげることも可能。部屋を暗くしてスピーカー付き照明から音声を流せば、映画館のような臨場感が楽しめますよ。

プロジェクター照明

一台で二役をこなすプロジェクター照明。天井に設置したシーリングライトから、壁に映像が映し出される便利な照明です。リビングに限らず、寝室や子ども部屋に設置してみてはいかがでしょうか。利便性と快適性を掛け合わせたプロジェクター照明は、おうち時間をもっと豊かにしてくれますよ。

まとめ

くつろげる家をつくるためには、照明計画にもこだわることが大切です。照明器具のデザインや色温度、位置などを意識して計画すると、おうちでのリラックスタイムがよりいっそう充実します。

埋め込み式のダウンライトやコーブ照明、コーニス照明、造作家具との組み合わせなど、新築時にきちんと計画しておいたほうがよい照明テクニックも多いです。HAUS365のデザイン住宅なら間取りから照明計画まで、建築家にご相談いただけます。照明計画にもこだわりたいという方は、ぜひその旨お伝えください。

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