新築住宅にバルコニーはいる？活用方法や設置時の注意点を確認
屋根のない室外空間「バルコニー」を新築住宅に取り入れるかどうか迷っている方もいらっしゃるでしょう。バルコニーは洗濯物を干すことや子どもの遊び場として活用できる場所です。
ただ、使用目的を決めておかないと使いきれずに後悔してしまうことも...。今回は、バルコニーの活用方法やつくる場合の注意点をお伝えするので、家づくりの参考にされてください。
バルコニーの活用方法
新築住宅にバルコニーをつくったら、どのような使い方ができるのでしょうか。ここでは、バルコニーの活用方法を具体的にご紹介します。
衣類や布団を干す
広々としたバルコニーでは、衣類や布団などの洗濯物を干す場所として大活躍します。バルコニーは風通しや日当たりがよくて乾きやすい環境です。太陽光もたっぷり当たるので、カビやにおいなどの殺菌効果も期待できます。
くつろぎのスペースに
アウトドア用のテーブルやイス、ハンモックなどをおくと、第2のリビングとして過ごすことも。朝日や夕日を見ながらティータイム、日中はヨガや昼寝など気軽に外にでてリフレッシュができます。周りに視線を気にせずにリラックスできるので、家族にとって特別な空間になるはずです。
ゴミ収集日までの一時的な置き場として
家庭内のゴミが収集日までにいっぱいになってしまうと、置き場所に困ってしまうこともあるでしょう。室内に置きっぱなしにしておくと、においが気になってしまうもの。玄関や庭に置いておくと、周囲に見られてしまうためバルコニーに置く方もいます。洗濯物を干していないときは、ゴミをおいて室内を清潔に保ちましょう。
エアコンの室外機をおく
エアコンを設置すると必ず室外機がついてきますよね。1階であれば地面に置くことができますが、2階にバルコニーがないと室外機の置き場所は必然的に地面になります。エアコンを効率的に使うためには、室外機との距離感をなるべく短くするのがポイント。バルコニーがあれば室外機をまとめておくことができ、外観的にもすっきりします。
バルコニーのある家のデメリット
暮らしの手助けとなるバルコニーですが、設置することで発生するデメリットもあります。長期的に見て、バルコニーが必要かどうか一度考えてみましょう。
メンテナンスに手間がかかる
やはり室外にあるスペースなので、落ち葉やホコリが入ってきやすいデメリットがあります。掃除をしていない状態が続くと、ゴミが雨樋につまって破損や雨漏りの原因につながることも。きれいな状態を維持するためにも、こまめに掃除しなければならないことを覚えておきましょう。
雨漏りする可能性がある
掃除や業者によるメンテナンスを怠ると、雨漏りのリスクが高くなります。バルコニーの床は防水仕様になっていますが、重たい物を置いていたり歩き回ったりすることで少しづつ傷んでいくことには変わりません。なるべく重たい物を同じ場所に置かない、定期的に塗り替えや張り替えをするなどメンテナンスを行いましょう。
毎日使えるわけではない
晴れの日は問題ありませんが、雨の日や雪が降る地域だと使えない日も...。暑い夏や寒い冬にバルコニーでくつろごうと思わない日もでてくるかもしれないので、年中使えるスペースではないのです。使用頻度や地域特色を考慮して、工夫しながら使っていく必要があります。
後悔しないバルコニーづくりのポイント
せっかくバルコニーをつくるなら後悔のないようにしたいですよね。そこで事前に確認するべきポイントをお伝えしていきます。
使用目的を決める
バルコニーがいるかどうか悩んだときは、どのように使いたいのか家族でよく話し合いましょう。洗濯物を干したりバーベキュースペースとして活用したりと、使い道をリストアップすると必要性がわかってきます。
必要な設備を取り入れる
バルコニーで水遊びをしたり掃除をしたりするなら、水道の設置は欠かせません。実は、水道の設置を見落とす方は多いです。もうひとつ、コンセントの設置もおすすめ。室外照明や高圧洗浄を使うときに役立ちますよ。後付けもできますが、あると便利な設備なので最初からつくっておくとコストも抑えられるでしょう。
プライバシーを考慮する
2階以上につくる室外スペースですが、完全に視線を遮れるわけではありません。土地や方位、間取りの関係でうまく視線を遮れないこともあります。そんなときは、腰壁をつくったり目隠しになるおしゃれなサンシェードやグリーンフェンスを設けるとよいでしょう。
バルコニー以外の室外スペースをつくる
「天候に左右されない室外スペースがほしい」という場合は、バルコニーではなく屋根のあるインナーバルコニーやベランダも候補に入れてみてはいかがでしょう。バルコニーよりも広くて外観をスマートに仕上げるならインナーバルコニー、洗濯物を干すだけのコンパクトな室外スペースを求めている場合はベランダが向いていますよ。
まとめ
庭と違って周りの視線をほどよく遮るバルコニーは、洗濯物を干したりくつろいだりなどプライベートな使い方にぴったりなスペースです。ただバルコニーには屋根がないため、雨風によって雨漏りや劣化が進みやすいといったデメリットがあることも、理解しておかなければなりません。
雨風をしのぎつつ活用したい場合は、ベランダやインナーバルコニーも検討してみるとよいでしょう。HAUS365では、おしゃれなバルコニーづくりも手掛けています。なかなかイメージがまとまらない方のサポートをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
